今日は國際グループ創業事業のタクシーの話。
トヨタ『ジャパンタクシー』
トヨタからクラウン以来、なんと22年ぶりに2017年10月に発売されたタクシー専用車両。
実はこの車、僕は2016年12月14日にタクシー事業者向けの先行開発車両をお台場で試乗していた。当時はサスペンションの硬さを感じたものの、その他はとても良い印象を受けたことを記憶している。
発売直後の2017年11月には、いち早く一般公道やサーキットを走らせたことで、この車は間違いなく流行ると確信。通常であればkmのタクシーは5~6年で代替えするのだか、国際交通ではその計画を前倒しで導入することに決めた。
流行ると確信した理由はたくさんあるが、一番の理由は安全性が高いこと。昨今の乗用車と同じようにプリクラッシュなどをはじめとした先進安全技術が数多く盛り込まれている。姿勢制御などの性能も高く、サーキットで振り回しても全くタイヤが滑らない。そしてお客様にもドライバーにも優しいこと。スライドドアで開口部は広くて乗り降りはしやすく、シートは疲れにくく、天井や足元も広く、乗り心地良く、後部座席にはエアコンの操作ができたり、シートヒーターまである。ハイブリッドだからモーターの力で出だしもスムーズで軽やか、静粛性も高い。
このような車が発売から半年経った今、国際交通の社内ではサイドを擦った以外は事故がまったく無い。環境にも優しくてLPG燃費は従来の約2分の1でリッター12キロくらい。
導入直後こそ、ベテランドライバーやお客様からは認知度の低さなどから敬遠されていたが、今では両者から選ばれる存在になったことがとても嬉しい。一方ではメーカーの計画を上回る受注があるようで、仕入先の東京トヨペットからは納期遅れの連絡があるほど。
行政・トヨタ・タクシー業界が掲げている目標は、2020年までに東京の3分の1のタクシーをこのジャパンタクシーにすること。我々、国際交通では業界のペースを遥かに上回り、今月中に93台中19台がジャパンタクシーになる。さらに今期中には28台の代替えを計画しており、約半分の47台がジャパンタクシーになる予定。
さらに来期以降も積極的に代替えを行って、このジャパンタクシーと共にお客様満足度も従業員満足度も高めてもらい、より質の高いタクシーサービスを提供していきたい。
そして国際交通のジャパンタクシー1号車が代替えを迎える頃には、もしかするとEV化されているかもしれない。
ではまた!