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タクシー運転手の平均年収はどのくらい?地域別にご紹介♪

【タクシー運転手の平均年収はどのくらい?地域別にご紹介】

タクシー運転手という仕事は実力主義の部分が大きく、腕前のよいタクシー運転手は収入も高くなる傾向がありますが、それとはまた別に、勤務地域によって収入が大きく変化する職業でもあります。

 

タクシー運転手の年収の相場や、地域による差、また給与体系の基本や年収を上げる方法など、タクシー運転手の年収について気になるポイントを掘り下げて解説します。

画像:写真ACより取得

 

 


【目次】

タクシー運転手の平均年収はどのくらい?地域別にご紹介.. 1

タクシー運転手の平均年収は?.. 2

地域別のタクシー運転手の年収.. 3

タクシー運転手の年収が高い地域… 4

タクシー運転手の年収が低い地域… 5

東京の年収が高い理由… 5

タクシー運転手の給与体系.. 6

A型賃金(固定給+歩合+賞与)… 6

B型賃金(完全歩合制)… 7

AB型賃金(歩合+臨給)… 7

タクシー運転手が年収を上げる方法.. 8

都心部で働く… 8

シフト制・歩合制の会社で働く… 8

地理の把握… 9

大規模イベントなど常に情報収集する… 9

必要なスキルを身に付ける… 9

未経験者でもタクシー運転手になれる?.. 10

タクシー業界の風向きは?.. 11

まとめ.. 11

 

 


【タクシー運転手の平均年収は?】

タクシー運転手は高収入だと言われることも多いのですが、実際のところはどうなのでしょうか。タクシー運転手の平均年収を見てみましょう。

 

一般的には、タクシー運転手の年収は平均すると、約400万円程度と言われます。

 

これ以上稼いでいるタクシー運転手もたくさんおり、700万円や800万円という年収になるケースも聞かれますが、短い勤務時間で働くタクシー運転手などもおり、それらを平均すれば、400万円程度となるようです。

 

この平均年収については、勤務地における人口の多さが大きく関係してきます。簡単に言えば、人が多いほうがタクシー利用客も多くなって売上が上がり、人が少なければタクシー利用客も少なくなって売上が下がる傾向にあるからです。

 

この、地域の人口とタクシー運転手の年収の相関関係をあらわすデータが存在します。それが、地域別に見たタクシー運転手の年収です。

 

 

 


【地域別のタクシー運転手の年収】

東京や神奈川、大阪といった人口の多い地域のタクシー運転手は年収が多く、人口の少ない地方ではタクシー運転手の年収も低いと考えられますが、実際はどうでしょうか。

 

下記は全国ハイヤー・タクシー連合会が発表したタクシー運転手の年収推計金額を多い順に列挙した表となります。(年収は記事作成時最新値である令和5年の給与+賞与の合算、千円単位以下は四捨五入)

 

県名

年収

 

県名

年収

 

県名

年収

1

東京

586万円

17

広島

335万円

33

山梨

280万円

2

大阪

487万円

18

熊本

322万円

34

佐賀

279万円

3

神奈川

425万円

19

富山

315万円

35

秋田

274万円

4

岡山

425万円

20

三重

311万円

36

福島

270万円

5

埼玉

389万円

21

茨城

309万円

37

奈良 *

268万円

6

千葉

380万円

22

栃木

308万円

38

大分

262万円

7

北海道

366万円

23

鳥取

301万円

39

岩手

260万円

8

岐阜

365万円

24

山口

300万円

40

沖縄

258万円

9

愛知

359万円

25

兵庫

298万円

41

香川

257万円

10

福岡

359万円

26

鹿児島

298万円

42

山形

256万円

11

群馬

357万円

27

京都

295万円

43

高知

256万円

12

滋賀

345万円

28

新潟

293万円

44

青森

252万円

13

宮城

343万円

29

静岡

292万円

45

宮崎

249万円

14

和歌山

343万円

30

徳島

290万円

46

福井

232万円

15

長野

341万円

31

島根

289万円

47

石川

230万円

16

長崎

340万円

32

愛媛

289万円

(

全国平均

 419万円)

参考:「令和5年タクシー運転者の賃金・労働時間の現況」(一般社団法人 全国ハイヤー・タクシー連合会)

*奈良県のみ令和4年推計

http://www.taxi-japan.or.jp/pdf/toukei_chousa/tinginR5.pdf

 

一位の東京都は586万円、対して最下位である47位の石川県は230万円と、実に350万円以上の差がついており、やはり人口の多い地域は収入が高いということが言えます。

 

なお参考まで、東京都のタクシー運転手の年収をここ数年の推移で見てみると、下記のようになります。(いずれも 一般社団法人 全国ハイヤー・タクシー連合会 発表資料より)

 

令和元年:481万円

令和2年:338万円(▲143万円)

令和3年:336万円(▲2万円)

令和4年:425万円(+89万円)

令和5年:586万円(+161万円)

 

令和2年と令和3年は急激に減少しており、また令和4年から直近の令和5年までは、逆に急増しています。これは新型コロナウイルス禍による利用客の急減と急増が影響しているものと考えられます。

 

 

 


【タクシー運転手の年収が高い地域】

タクシー運転手の年収が高い地域を抜き出すと、下記のようになります。

 

県名

年収

1

東京

586万円

2

大阪

487万円

3

神奈川

425万円

 

こちらは、先に挙げた人口の多い地域がそのままトップ3となっています。

 

 

 


【タクシー運転手の年収が低い地域】

一方で、タクシー運転手の年収が低い地域を抜き出すと、下記のようになります。

 

県名

年収

45

宮崎

249万円

46

福井

232万円

47

石川

230万円

この三県は、都道府県における人口ランキング * では最下位というわけではありませんが、それでも東京都の人口が約1400万人、大阪と神奈川が約900万人であるのに対し、最下位三県の人口はいずれも約100万人前後と、人口の少なさは明らかです。

 

* 参考:「令和2年国勢調査」(総務省統計局)

 https://www.stat.go.jp/data/kokusei/2020/kekka/pdf/outline_01.pdf

 

 

 


【東京の年収が高い理由

東京都は、人口あるいは労働人口の多さで最高位であり、また繁華街の規模も大きいことから、タクシーの利用客が抜きん出て多いものと考えられます。大阪や神奈川も同様の理由で利用客が多く、それがタクシー運転手の年収の高さにつながっているのでしょう。

 

対して下位の地域では、人口も労働人口も少なく、繁華街の規模あるいは利用頻度も少ないことから、タクシー利用客が増えにくいと考えられます。

 

とくに東京都と比べると、ここに挙げた最下位の三県のタクシー運転手の年収は、300万円以上低くなっています。単純にタクシー運転手の年収という部分で言えば、東京などで勤務したほうが有利と言えそうです。

 

 

 


【タクシー運転手の給与体系

タクシー運転手の年収を考える際は、業界の独特な給与体系について知っておく必要があるでしょう。

 

タクシー運転手の給与体系は基本的に歩合制(売上に応じて増減する制度)なのが特徴で、固定給制はほとんど見られません。

 

この歩合制はおもに、三種類に分けることができます。固定給や賞与が加味される「A型賃金」、完全歩合制の「B型賃金」、そして、この2つを合わせたような「AB型賃金」です。

 

  

 


【A型賃金(固定給+歩合+賞与)】

一般的な企業にも見られる、固定給をベースに歩合給や賞与を加算する給与体系を、「A型賃金」と呼びます。

 

固定の基本給や手当が支払われるうえ、さらに一定の売上を超えたタクシー運転手に支払われる歩合給や、やはり一般企業と同じような賞与も支払われるのが、このA型賃金です。

 

固定給が支払われる点は、A型賃金の大きな利点です。とくに未経験のタクシー運転手などには、安心感できるものでしょう。

 

とはいえ歩合給の割合が小さいため、売上をいくら上げても給与が思ったほど上がらないという点で見れば、より多く稼ぎたい方には、A型賃金は不利とも言えます。

 

なお、最近のタクシー会社では、このA型賃金を取り入れているところは稀です。

 

 

 


【B型賃金(完全歩合制)】

対して「B型賃金」は、完全歩合制です。

 

毎月の売上に応じて給与が支払われるB型賃金は、構造がシンプルであり、努力に応じた給与が得られるという点でタクシー運転手にとってはメリットの多い賃金形態です。

 

ただし、売上をなかなか上げられないとか、何かの理由で乗務にあたれない期間が出てしまったとか、そういった場合には収入が減少してしまう可能性があります。

 

 

  


【AB型賃金(歩合+臨給)】

最後の「AB型賃金」は、現在のタクシー会社に最も多く採用されている賃金形態です。

 

毎月の給与が、固定給と歩合給によって支払われ、また賞与も発生するという点では、A型賃金に似ています。しかしAB型賃金の場合は、歩合給にあたる成果報酬の一部が、年に数度の賞与として積み立てられることが多くなっています。

 

タクシー運転手から見れば、固定給に加えて自分の努力の対価も賞与として得られるため、取り逃がしがありません。またタクシー会社からすれば、数カ月ごとの賞与で乗務員を繋ぎ止めておけるというメリットもあります。

 

とはいえAB型賃金は、需給、すなわち社会的なタクシーの利用状況によって、固定給や歩合給の部分を調整されてしまう可能性があるなど、タクシー会社の条件は確認が必要です。

 

 

  


【タクシー運転手が年収を上げる方法

タクシー運転手の年収について概要を理解したところで、次は年収を上げる方法について考えてみましょう。

 

 

  


【都心部で働く】

最もわかりやすいのは、都心部でタクシー運転手として乗務にあたることです。

 

上に見た通り、都心部、あるいは東京都のような人口過密地域においては、タクシー利用客の数や頻度は極めて多く、それに応じて収入は大きく増えることになる傾向があります。

 

都心部、とくに東京都などでは、家賃や物価が高いのが問題となりますが、例えば賃貸の家賃が地方より数万円(年間マイナス数十万円)高くついたとしても、その支出増の部分を遥かに上回ってあまりある収入増(年間プラス数百万円)が期待できるため、こと金銭の面だけで言えば、タクシー運転手として働くために都心部に引っ越すなどという選択肢は、メリットが大きいと言えそうです。

 

 

  


【シフト制・歩合制の会社で働く

また、自分の好きなシフト(業務日、業務時間)で働くことができ、自分が売り上げた分、収入も増える歩合制のタクシー会社で働くのも、収入増を考えるうえでシンプルな選択肢となります。

 

いくら乗務日を増やしても乗客がいなければ売上は増えないわけですから、都心部で働くという方法に比べれば、こちらの効果は限定的となる可能性はあります。とはいえ、乗務日を増やすことができない会社では給与の伸びしろがさらに限られるわけで、タクシー運転手としての年収を上げたい場合は、意識しておきたいポイントです。

 

 

 


【地理の把握】

売上を上げるためには、タクシー運転手としての技術を向上させることももちろん大切です。

 

こと、道路の混雑状況や、目印になる建物、設備といったランドマークを頭に入れておけば、お客様一人あたりにかかる移動時間は大きく短縮でき、結果として一日あたりの客数を増やすことができます。

 

近年はナビシステムが発達しており、スマートフォンを用いた運転ナビを使うだけでも、効率のよい移動経路が即座にわかるようになっています。とはいえ現在でも、その地域に精通したドライバーだけが持つ、いわゆる「土地勘」を備えたタクシー運転手は、運転効率という点で圧倒的なアドバンテージを持つ場合があります。

 

 

 


【大規模イベントなど常に情報収集する

いつもは空いている道路が、ある期間だけ異常に混み合っている、といった経験は誰にでもあると思います。その主な原因が、コンサートやスポーツチームの試合、花火大会などといった大規模イベントです。

 

こうした大規模イベントでは、とても多くの人の移動が発生するために、タクシー運転手にとってはまたとないビジネスチャンスとなります。

 

すなわち、大規模イベントの情報を常に集めておくことで、客のいちばん多い時間に、客の多い場所に稼ぎに行く、ということができるようになるのです。

 

 

 


【必要なスキルを身に付ける

タクシー運転手の収入を増やすためには他にも様々なスキルがあります。

 

例えば、大きな企業や官公庁の拠点を把握しておくと、そうしたところ利用客を、適切な時間に拾いに行く、ということができるようになります。

 

タクシーを利用しそうなお客様を素早く見つける、というスキルも、売上に大きく影響します。ベテランのタクシー運転手は、タクシー乗り場でなくても、タクシーを求めている乗客にすばやく気づくことができるものです。路肩でタクシーを探す人はもちろん、歩きながらも道路をちらちら見ているとか、そうしたタクシー利用客ならではの特徴を覚えておくとよいでしょう。

 

さらには、乗客のいない時間を最小限に減らす、というのも、売上を上げるスキルの一つになります。タクシー利用客の現れがちな交差点付近では、利用客が気づきやすいようゆっくり走るとか、基本的に左車線を走ると言う工夫をすることで、乗客が途切れる時間を減らすことが期待できます。

 

 

 


【未経験者でもタクシー運転手になれる?

「タクシー運転手になりたいが、未経験者なために、一歩を踏み出せない」という方も案外多いものです。しかし結論から言うと、未経験者であっても、タクシー運転手として稼ぐことは十分に可能です。

 

タクシー運転手になるには、いわゆる普通免許(第一種免許)に加えて、「第二種免許」と呼ばれるものを取得することが必要で、それには数十万円の費用がかかるのが一般的ですが、最近では、この免許取得費用を肩代わりしてくれるタクシー会社が多くなっています。

 

また会社によっては乗務員向けの寮や、社屋で利用できるサウナ、入浴場などを用意しているところもあり、こうした点でも、未経験者が働きやすいよう便宜を図っています。

 

タクシー会社としても、採用するタクシー運転手の数を確保したいため、未経験者の働きやすい環境を作ることにはメリットがあります。タクシー運転手になることを考えている方は、必要以上に臆することなく、乗務員を募集している会社に応募、あるいは相談してみるとよいでしょう。

 

関連記事:「タクシー運転手(タクシードライバー)の仕事とは?」


【タクシー業界の風向きは?

タクシー運転手の年収を気にされる方なら、タクシー業界の風向きについても知りたいことが多いでしょう。

 

先述のように、新型コロナウイルス感染症の影響で外出する人間が急減した数年前は、タクシー利用客の減少、ならびに業界全体の売上急減は、深刻なものとなっていました。

 

アフターコロナ、と呼ばれて久しく、外出する人がまたコロナ以前の水準まで戻った現在でも、いわゆるライドシェアや、電動キックボードなどのような移動手段の多様化によって、タクシーの需要は脅かされるのではないか、という論調も目にします。

 

とはいえ、先に述べた東京都のタクシー運転手の年収推移を見てもわかるように、現在のタクシー業界はむしろ、コロナ以前を上回る勢いで伸びています。

 

その理由としては、国内の外出客が戻った、あるいはコロナ禍の反動で国内旅行者が増えたことなどに加え、円安によって海外からの旅行者が増えたことなども、タクシー業界の追い風となっています。

 

コロナ禍のような世界的な異変が短い期間でまた起こることは考えにくく、むしろ現在は、タクシー運転手になるには絶好のチャンスとも言えます。

 

 

 


【まとめ

成果主義の部分が大きなタクシー運転手という仕事は、それだけに年収も人によって違いがあり、また地域によっても大きな差が生じます。

 

しかし、「同じ時間働くなら、より多い収入を得られる方がいい」と考える人は多く、そうした場合には、勤務地や働き方、あるいはスキル向上により、一日あたりの収入を大きく増やせるタクシー運転手という仕事が、最適と言えます。

 

インバウンド旅行者(日本国内を訪れる海外の観光客)の増加は令和6年に史上最高値を更新するというニュースも出るなど、人流の加速はまさにタクシー運転手の年収を上げるうえで追い風となっています。

 

こうしたなか、国もタクシー運転手のなり手を確保するため、タクシー運転手になるための資格要件を少なくするなど、規制緩和の方向に動いています。

 

未経験者だからと躊躇していた人は、このチャンスにあらためて、タクシー運転手になって年収を増やす第一歩を踏み出してみるのもよいでしょう。

 


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